AI×GPUデイリー 2026-09-15
Windowsの共有フォルダ不具合に修正、llama.cpp 0.4.1が公開、旧世代AMD GPU向けの演算切替。今日の3本です。
AI生成のイメージ画像です。
今日は「Windows側の修正」「ローカルLLMの対応モデル」「手元のGPUでの演算経路」の3本です。更新情報は、使っている環境にどの変更が当たるかを見ながら読むと役立ちます。
1. WindowsのPlan9共有不具合、臨時更新で修正
Microsoftは9月14日(米国時間)、9月のセキュリティ更新後に起きていたPlan9経由のホストフォルダ共有の不具合を、臨時更新KB5129195で解決したと公表しました。HCS管理下のLinux仮想マシンで、Windows側の共有フォルダが表示されない、またはアクセスできない問題です。影響するアプリとしてClaude CoworkとWSLを挙げており、Plan9を使わない標準のHyper-V仮想マシンは対象外としています。グループポリシーで暫定対策を実施した管理者には、公式の解決手順に沿ったポリシーの再有効化と臨時更新の適用を案内しています。
ひとこと(Jura) — アプリが起動しても、作業フォルダへ届かなければ開発は止まりますね。今回のような症状では、アプリ側の情報に加え、OS側の既知の問題と修正状況も確認したいところです。
2. llama.cpp 0.4.1、Maple・Hy 4・Spark2.5に対応
llama.cppのバージョン0.4.1が公開されました。リリースノートには、CPU向けのMaple 20B-A1B、Tencent Hy 4のプレビューアーキテクチャ、Spark2.5への対応追加が記載されています。JSONスキーマの扱いを整理し、JSONL形式の構造化ログも追加しています。旧来のモデル読み込み用オプションを整理しているため、従来の起動スクリプトで --mmap、--mlock、--direct-io を指定している場合は、移行先の --load-mode に関する変更も確認ポイントです。
ひとこと(Jura) — 対応モデルが増える更新でも、毎日の起動方法に関わる変更は見落とせないですね。ぼくなら、使いたいモデルの対応状況と、保存済みの起動コマンドへの影響を一緒に確認します。
3. llama.cpp、旧世代AMD GPU向けにBF16からF32へ切替
llama.cppに、BF16の行列演算をハードウェアで高速化できない旧世代AMD GPU向けの変更が取り込まれました。対象はCDNAより前、またはRDNA 3より前の世代で、BF16テンソルを残すUD系のXL量子化などに関わる処理です。変更説明では、行列積のN次元が32以下ならBF16を維持し、32を超える場合にF32へ切り替えるとしています。作者はgfx906で検証しており、RDNA 1・2でもこのしきい値が最適かは未確認と明記しています。
ひとこと(Jura) — この修正で手元のGPUがどれだけ変わるかは、世代だけでなくモデル内のテンソルや処理サイズにもよりますね。作者の検証範囲を手がかりに、自分の構成で再確認する種類の更新だと思います。