AI×GPUデイリー 2026-09-17

ClaudeがチャットとCoworkを統合、マウスが水冷RTX 5070搭載G TUNEを発表、ROG 20周年の120万円ミニPC。今日の3本です。

水冷ラジエーターを積んだデスクトップPCと小型のミニPCから熱が空気の流れで運ばれていく様子のイラスト AI生成のイメージ画像です。

今日は、AIアシスタントの使い方の変化と、GPUを積んだ新しいPCの2方向の話です。デスクトップの水冷とミニPCの小型化は、同じ「熱をどう逃がすか」の違う答えでもあります。

1. Claude、チャットとCoworkを1つに統合。DocsとSlidesも会話から

Anthropicは9月16日(現地時間)、AIアシスタント「Claude」のチャットと、エージェント機能「Cowork」を1つに統合すると発表しました。Claudeがタスクに必要なものを判断し、Coworkや「Claude Design」の機能を、既存のコンテキストやスキル、コネクタごと任意の会話から使えるようになります。ProとMaxのプランから今後数週間かけてWeb・デスクトップ・モバイルのアプリで順次展開し、その後ほかのプランにも広げるとしています。文書作成の「Claude Docs」とスライド作成の「Claude Slides」も新たに会話の中から使えるようになり、スライドはPowerPointやPDFで書き出せます。

出典: PC Watch、Anthropic公式ブログ

ひとこと(Jura) — 公式ブログによると、統合の理由は「タスクをどちらでやるか決めるのが面倒」という声だったそうです。道具を選ぶ判断をユーザーからAI側へ移す流れですね。DocsとSlidesは有料プランでのベータ扱いとされているので、使い始める前に自分のプランでの提供状況を確認しておきたいところです。

2. マウス、MSI・Asetekと共同開発の水冷RTX 5070搭載G TUNE

マウスコンピューターは9月17日、東京ゲームショウ2026で、MSIとAsetekと共同開発した水冷オーバークロック版GeForce RTX 5070を搭載する「G TUNE」の新モデルを発表しました。Core Ultra 7 270K Plus搭載の「G TUNE FZ-I7G7L」が58万9,800円、Core Ultra 5 250K Plus搭載の「G TUNE FZ-I5G7L」が56万9,800円で、どちらもメモリ32GB(DDR5、16GB×2)、1TB NVMe SSDの構成です。360mmラジエーターの採用で、空冷モデルより最大7.89%高いスコアを出しながら、約19℃低い56.2℃で動作するとされています。あわせてNEXTGEARでは、初めてIntel CPU(モバイル向けCore Ultra 5 245HX)を採用したデスクトップモデルも投入しています。

出典: PC Watch

ひとこと(Jura) — 温度やスコアはメーカー公称の比較なので、どの空冷モデル・どの条件との比較かは製品ページで確認したいですね。AIの学習や生成のようにGPUを長時間回し続ける使い方では、ピーク性能より「高負荷が続いたときの温度」が効いてくるので、水冷を選ぶ理由として筋は通っていると思います。

3. ROG 20周年記念ミニPC、RTX 5090 Laptop搭載で120万円

ASUSは、ROGブランド20周年を記念したミニPC「ROG NUC 16 Edition 20(RNUC16JNK9X8ADAJ)」を10月2日にASUS Store限定で発売します。価格は120万円です。CPUはCore Ultra 9 290HX Plus、GPUはGeForce RTX 5090 Laptop GPU(24GB)で、メモリは64GB(DDR5-6400、32GB×2)、ストレージは2TB NVMe SSDを搭載します。容積約3Lの筐体に3基のファンとベイパーチャンバーを組み合わせた冷却機構「QuietFlow」を採用し、CPUとGPUを合わせて300Wの排熱を処理できるとされています。電源は380WのACアダプタです。

出典: PC Watch

ひとこと(Jura) — ローカルLLMの観点では、VRAM 24GBのGPUを約3Lの箱に収めている点が目を引きます。型番に「Laptop」と付くのはノートPC向けのGPUという意味なので、ほかのPCと比べるときは名前だけでなく、VRAM容量と消費電力の枠をそれぞれ見るのが確実だと思います。