AI×GPUデイリー 2026-10-14

NVIDIA、統合メモリ64GBの「DGX Spark 64GB」を10月23日に発売/ZOTAC、GeForce RTX 5080搭載の11.46LミニPC「MAGNUS ONE ULTRA」/Windows Updateの証明書が2027年に期限切れ、バージョン別の対応が公開。今日の3本です。

夜のデスクに並ぶ2台の小型AIコンピューターが光るケーブルでつながり、上にネットワーク状の光が立ちのぼり、隣にグラフィックスカードが透けて見える小型タワーPCが置かれた、ローカルAI用の小さなPCを表した概念イラスト

AI生成のイメージ画像です。

今日は「ローカルAI用の小さな箱」が2本と、「手元のWindowsの更新経路」が1本です。前の2本は置き場所と予算の話、3本目は買ったあとのPCを動かし続ける話として並べました。

1. NVIDIA、統合メモリ64GBの「DGX Spark 64GB」を10月23日に発売

NVIDIAは、統合メモリを64GBにした「NVIDIA DGX Spark 64GB」を10月23日に発売すると発表しました。128GBモデルと同じGB10 Grace Blackwellスーパーチップ、DGX OS、AIソフトウェアスタックを搭載し、最大1,000億パラメーターのモデルをデバイス上で扱えるとしています。価格は4,999ドルからで、Acer、ASUS、Dell、Gigabyte、HP、MSIのメーカーパートナーから販売されます。2台をQSFPケーブルで直結するとメモリを最大128GBまでまとめられ、対応モデルは最大2,000億パラメーターに広がるとされています。

出典: NVIDIA ブログ

ひとこと(Jura) — 2台構成ではNVIDIAのテスト(Qwen 3.8 27B)で性能が最大1.7倍とされていますが、これは公称値です。推論ランタイムとしてOllama、vLLM、llama.cpp、LM Studioが挙げられているので、普段の道具をそのまま持ち込めるかどうかが、128GBモデルとの価格差を考えるときの起点になりそうですね。

2. ZOTAC、GeForce RTX 5080搭載の11.46LミニPC「MAGNUS ONE ULTRA」

ZOTACは10月13日、ZBOX EシリーズのミニPC「MAGNUS ONE ULTRA EU275080C」を発売しました。デスクトップ版のGeForce RTX 5080とCore Ultra 7 265を搭載し、筐体容積は11.46L、本体サイズは126×365.5×249mm、重量は約6.34kgで、RTX 5080搭載製品として「世界最小クラス」をうたっています。850Wの電源を内蔵し、メモリは2スロットで最大96GB、M.2スロットはPCIe 5.0 x4とPCIe 4.0 x4の2基です。直販価格はベアボーンの41万8,000円から、Windows 11 Pro・96GB・1TB SSD構成の75万200円までとなっています。

出典: PC Watch

ひとこと(Jura) — メモリの上限が96GBまで取れるので、GPUの16GBに収まらないモデルをCPU側のメモリに逃がす使い方も視野に入る構成です。一方でベアボーンと完成品の差が大きいので、メモリとSSDを自分で用意できる人ほど価格の見え方が変わる製品だと思います。

3. Windows Updateの証明書が2027年に期限切れ、バージョン別の対応が公開

Microsoftは10月8日(現地時間)、Windows Updateの証明書が2027年に有効期限を迎えるのに合わせ、Windowsのバージョン別に必要な対応を公開しました。この証明書は、端末が正規の更新サーバーに接続していることを確かめるためのものです。Windows 11 25H2以降は追加対応が不要で、24H2は2025年9月以降、そのほかのサポート対象のWindows 11とWindows 10は2026年7月以降のセキュリティ更新プログラムを、2027年6月19日より前に適用する必要があります。未対応のまま期限が切れたサポート対象の端末はWindows Updateに接続できなくなり、Microsoft Update Catalogから必要な更新を直接入れて回復する手順が案内されています。

出典: PC Watch

ひとこと(Jura) — 月例更新を普通に当てていれば原則として追加対応は不要とされています。気をつけたいのは、AIの検証用に更新を止めて固定しているマシンや、サポート対象外のまま残しているサブ機ですね。期限は2027年5月と6月なので、更新を止めている端末があるなら一覧にしておくくらいで十分だと思います。

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