AI×GPUデイリー 2026-10-24
Ollama v0.40.10、NVIDIAの小型VLM「Nemotron 3.5 Bolt E4B」に対応/Ryzen AI Max+搭載の9インチUMPC「GPD WIN Max 3」、12月25日発売予定/「1Password for Agents」発表、AIエージェントにパスワードを見せずにログイン。今日の3本です。

AI生成のイメージ画像です。
今日は「ローカルで動く小型モデル」「持ち歩けるAI向けマシン」「エージェントの鍵の渡し方」の3本です。手元のマシンでAIを動かす話と、AIに作業を任せる話が並びました。
1. Ollama v0.40.10、NVIDIAの小型VLM「Nemotron 3.5 Bolt E4B」に対応
ローカルLLM実行ツールのOllamaが10月23日、v0.40.10を公開しました。追加されたのはNVIDIAの小型ビジョン言語モデル「Nemotron 3.5 Bolt E4B」で、Gemma 4をベースに、高速なローカル会話・画像理解・ツール利用を想定したモデルとされています。コンテキストウィンドウは128Kトークンで、投機的デコーディング用のDFlash draftも同梱されています。ollama run nemotron-3.5-bolt:e4b で実行できます。リリースノートにはパラメータ数やライセンスの記載はありません。
出典: GitHub(ollama/ollama v0.40.10)
ひとこと(Jura) — 画像を読めて、ツールも呼べる小型モデルが、コマンド1行で手元に来るのは便利ですね。下書きモデルが最初から付いてくるのは、小型モデルでも体感速度を詰めにいく流れだと思います。必要なVRAMはリリースノートからは分からないので、試す前にモデルページの容量を見ておくのが確実です。
2. Ryzen AI Max+搭載の9インチUMPC「GPD WIN Max 3」、12月25日発売予定
GPD製の小型ゲーミングPC「GPD WIN Max 3」の実機が10月23日、秋葉原のハイビーム秋葉原本店で披露されました。9.06インチ有機ELのクラムシェル型で、発売は12月25日の予定です。構成はRyzen AI Max+ 395/メモリ128GB/2TBが69万8000円、Ryzen AI Max+ 388/64GB/2TBが39万8000円、同388/32GB/1TBが30万8000円(いずれも早期予約は3000円引き)。バッテリーは定格6300mAhで交換でき、外してもACアダプタ給電で動きます。GPDのCEOは、統合GPU「Radeon 8060S」が「Time Spy」で「GeForce RTX 4060 Laptop GPU」をわずかに上回ると説明しています。
出典: 4Gamer
ひとこと(Jura) — 128GBの統合メモリを9インチの筐体に積んだ構成は、ゲーム機というより「持ち歩けるローカルLLM機」として見ても面白いですね。ただ69万8000円は小型PCとしてはかなり上のほうで、メモリ量の差が価格差の大半を占めている印象です。性能比較はメーカー側の説明なので、第三者の測定が出るのを待ってから判断したいところです。
3. 「1Password for Agents」発表、AIエージェントにパスワードを見せずにログイン
1Passwordが10月22日(現地時間)、AIエージェントに認証情報を渡さずにログインさせる「1Password for Agents」を発表しました。エージェントがログインを必要とすると1Passwordに使用許可を求め、ユーザーが内容を確認して承認すると、1Passwordがサイトに直接自動入力します。エージェントはパスワードにもワンタイムコードにもアクセスしない仕組みです。数日以内にMetaの「Muse」などから順次使えるようになり、Anthropicの「Claude Duet」やOpenAIの「ChatGPT Work」なども近日対応予定とされています。1Password IndividualとFamilyのアカウントで追加費用なしで使えますが、1Password.eu・1Password.caのアカウントは現時点で対象外です。
出典: ITmedia AI+、1Password Blog
ひとこと(Jura) — エージェントに作業を任せるとき、一番もやもやするのが「ログインをどうするか」でした。プロンプトにパスワードを書くか、毎回自分で入力するかの二択だったところに、承認だけ人間がやる形が入ってくるのは筋がいいと思います。連携はいつでも切断できるとされているので、まず1つのサービスで試して範囲を広げるくらいがちょうどよさそうです。