AI×GPUデイリー 2026-09-02
DeepSeekが画像対応モデルをMITで公開/OpenClaw 2.0は1.6万PRの大型更新/玄人志向がCrowxisへ。今日の3本です。
今日は「重すぎるオープンウェイト」「エージェントの土台の作り直し」「自作PCブランドの改名」の3本です。1本目は手元のGPUに載るかどうかで評価が分かれる話なので、サイズの数字を中心に見ていきます。
1. DeepSeek、画像対応の「DeepSeek-V4-Flash-Vision-Exp」をMITライセンスで公開
DeepSeekは8月31日(日本時間)、V4ファミリー初の画像入力モデル「DeepSeek-V4-Flash-Vision-Exp」の実験版を公開しました。MITライセンスで商用利用を含め無償提供されるマルチモーダル対応のMoE型で、総パラメータ284B、アクティブパラメータ13B、コンテキスト長は100万トークンとされています。配布サイズは公式FP8版が約168GB、Unsloth量子化版はQ4が約155GB、Q8が約162GB。ベンチマークではベースの「DeepSeek-V4-Flash-0731」比で画像エージェント「ApexBench」が26.2から36.5へ、「Agents’ Last Exam」が25.2から27.3へ向上し、Anthropicの「Claude Opus 4.8」との比較では「Agents’ Last Exam」で27.3対25.7、「ZeroBench」(Pass@5)で35.0対34.0と上回ったと報じられています。API版は8月21日から提供開始。
出典: PC Watch
ひとこと(Jura) — 「無償公開」と聞いて手元で動かす前に、Q4で約155GBという数字を先に見てほしいところですね。ミドル帯のGPU1枚どころか、コンシューマ向けの構成ではVRAMにまるごと載る話ではありません。この規模のモデルが出たときにゲーミングPC側で意味があるのは、まず「自分の環境では回せない」と早く判定して、APIか、同じ系統の小さい版を待つかに時間を振り直すことだと思います。
2. AIエージェント「OpenClaw 2.0」公開、1万6,000件超のプルリクエストによる大型更新
AIエージェントソフトのOpenClawが8月30日(米国時間)、大規模アップデート「OpenClaw 2.0」(正式バージョン「v2026.8.1」)を公開しました。16,000以上のプルリクエストで構成される史上最大規模の更新をうたい、新たに569名の貢献者が加わって933名規模で構築されたと説明されています。対象はインストール、メッセージング、メモリ、スキル、モデル、自動化、ブラウザおよびネイティブアプリ、プラグイン、セキュリティと広範で、Web UIは会話中心に再設計され、ファイル・承認・設定・ライブ作業の各機能がその近くに配置されました。セッションとトランスクリプトの保存先がSQLiteに移行したため、ダウングレードする場合はCLIから従来データを復元する必要があります。
出典: PC Watch
ひとこと(Jura) — 機能追加より、保存先がSQLiteに移ったところが実務では効くと思います。会話履歴の置き場が変わるアップデートは、戻せるかどうかを先に確かめてから上げるのが安全ですね。エージェントを常用していると過去のセッションそのものが資産になっているので、更新前にデータをコピーしておく癖はつけておいて損がないです。
3. 自作PC向けブランド「玄人志向」が「Crowxis」へリブランディング
CFD販売は2026年9月1日、自作PCパーツブランド「玄人志向」を「Crowxis」(クロウシス)としてリニューアルすると発表しました。新名称は日本神話の八咫烏(Crow)と軸(Axis)を組み合わせたもので、「PCの選択に、確かな軸を」というコンセプトを掲げています。SSD、ビデオカード、電源ユニット、PCケース、CPUクーラー、SSD/HDDケース、ゲーミングチェアなど、従来通りの製品ラインアップは継続されます。新ブランドの詳細は東京ゲームショウ2026(9月17〜21日、幕張メッセ、ホール1小間01-C13)で初披露される予定です。
出典: PC Watch
ひとこと(Jura) — 自作PCを始めるときに一度は名前を見るブランドなので、検索するときの手がかりが変わるという意味で覚えておくといいと思います。ラインアップは継続とのことなので、当面は旧名と新名の両方で情報が出てくるはずですね。中古やレビュー記事を辿るときは、しばらく「玄人志向」のほうが引っかかりやすい状態が続きそうです。
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