マウス・パソコン工房・ドスパラを横並びで比べる — AI開発もやる人が大手BTO3社で見るべき5項目
国内BTOの大手3社、マウスコンピューター・パソコン工房・ドスパラを公式情報だけで横並び比較。保証と延長の料金、送料・納期、店舗サポート、メモリ上限とカスタマイズ、自分で増設したときの保証の扱いを、ローカルAIもやる人の目線で整理した。

大手3社の差は、GPUではなく「保証の付き方」と「届くまでの速さ」と「あとから触れるか」に出る。
マウスコンピューター、パソコン工房、ドスパラ。国内でBTOのゲーミングPCを探すと、たいていこの3社に行き着く。
GPUの型番が同じなら、中身の性能差は小さい。差がつくのは購入条件のほうだ。
2026-09-30に3社の公式ページを読み、書いてあることだけを並べた。順位は付けない。相見積もりと同じで、項目を揃えて並べ、自分の条件に合う行を選ぶための材料だ。
1社ずつの詳しい話はマウスの記事・パソコン工房の記事・ドスパラの記事に分けて書いた。
3社の購入条件(公式記載・2026-09-30確認)
| 項目 | マウス(G TUNE・NEXTGEAR・DAIV) | パソコン工房(LEVEL∞) | ドスパラ(GALLERIA) |
|---|---|---|---|
| 標準保証 | 3年無償(センドバック) | 1年 | 1年 |
| 保証の延長 | ピックアップ3年+3,300円など。4〜5年は一部製品のみ | 3年=本体税別価格の10%、4年=15%(物損付きは+5%) | 延長=本体構成の6%(2年)〜18%(5年)、またはセーフティサービス月980円 |
| 送料 | 本体無料(アウトレット等除く) | 1台2,200円。WEB会員は無料 | 一律3,300円(沖縄・離島6,600円) |
| 出荷の目安 | 多くは決済日より約4営業日。翌営業日出荷は+2,200円 | 商品ごと(例: 2〜3週間)。短納期モデルあり | 12:00までの注文確定で翌日出荷の機種が多い |
| 店舗 | 直営店あり(NEXTGEARは「オンライン・直営店限定」) | 全国のパソコン工房・グッドウィル店舗でサポート | 店舗一覧に42店。店頭受取・アップグレード受付 |
| 24時間サポート | 電話24時間365日 | 電話・メール24時間365日 | 電話24時間365日 |
マウスだけが最初から3年保証で、送料も本体無料。パソコン工房とドスパラは標準1年で、延長は別料金になる。
3年分の保証まで揃えると、上乗せはいくらか
「標準1年」と「標準3年」は、同じ土俵で比べないと差が見えない。本体40万円のPCを買って、3年間の保証まで揃えた場合を概算した。
マウスは上乗せ0円。パソコン工房は会員登録で送料が消えるので、延長3年の約3.6万円だけ。ドスパラは送料と保証で約3.8万〜4.3万円になる。
ただし中身は同じではない。ドスパラのセーフティサービスは物損・過失まで含み、パソコン工房にも物損付きのプラン(3年で15%)がある。マウスの標準3年は自然故障が対象で、破損盗難保証は別のオプションだ。
見積書の合計だけでなく、「何が起きたら直してもらえるか」まで揃えて比べてほしい。
AI用途で見る3点: メモリ上限・GPUの選び方・増設ルール
ゲームだけなら上の表で決まる。ローカルLLMや画像生成もやるなら、あと3つ見る。
1. メモリの上限。 3社とも128GBまで選べる機種がある。ただしマウスのミニタワー(JG・DG・KM)はスロットが2本で、仕様表の最大は64GB。マウス公式の画像生成AIページは「64GB以上を強く推奨」と書いているので、ミニタワーだとそこが天井になる。パソコン工房のR-ClassとドスパラのXシリーズ(B850)は4スロットだ。
2. GPUは型番で選ぶ。 カスタマイズ画面を確認した機種(マウス4機種、パソコン工房・ドスパラ各1機種)では、3社ともGPUは1択で、カスタマイズでは変えられなかった。GPUを決めたら型番が決まり、そこからメモリ・電源・SSDを足す流れになる。電源は、パソコン工房とドスパラが1200W、ドスパラは1300W TITANIUMまで選べる機種があった。
3. 買ったあとに自分で触ったときの保証。 ここは3社で書き方が違う。
| 自分で増設・交換したときの扱い(公式記載) | |
|---|---|
| マウス | メモリの自己増設は「推奨いたしておりません」。内部作業による不具合は保証期間内でも「すべて保証対象外」 |
| パソコン工房 | 「購入時の状態に復することが容易な改造等」なら保証対応を受けられる。追加した部品が原因の不具合は対象外 |
| ドスパラ | 内部の部品を「交換、欠落、追加、改造をしている場合」は保証対象外。店舗・宅配のアップグレードサービスあり |
GPUやメモリを段階的に自分で換装していく人は、この行を一番重く見たほうがいい。KY活動と同じで、あとでもめそうな箇所は買う前に潰しておく。
各社のAI向け公式ページの推奨も並べておく。マウスの画像生成AIページはVRAM 16GB以上・メモリ64GB以上、パソコン工房の生成系AIページは入門でVRAM 12GB以上・メモリ32GB以上推奨、ドスパラの画像生成AIページはVRAM 16GBを「おすすめの構成」、RAMは「32GB推奨」だった。当サイトの二刀流の基準(VRAM 12GB・メモリ32GB)は、この中間にある。
条件別の分かれ道
順位ではなく、条件から逆にたどるとこうなる。
- 保証込みの総額を読みやすくしたい、中は開けない → マウスの条件が合いやすい
- 店舗に持ち込める窓口がほしい、いずれ自分でも増設したい → パソコン工房の保証の書き方が合いやすい
- とにかく早く届いてほしい、電源やクーラーまで選びたい → ドスパラの翌日出荷とカスタマイズが合いやすい
3社以外も含めた条件の比較はBTOショップの比較に、構成そのものの決め方は用途別のBTO構成に書いた。
今週のセール機はVRAM基準で仕分けた一覧に、二刀流の最低ラインを満たす機種は二刀流ランキングに載せている。
出典(いずれも2026-09-30確認)
- マウスコンピューター: 保証・サポート / 保証規定 / メモリ増設に関するFAQ / 送料 / 翌営業日出荷サービス / NEXTGEAR / 画像生成AI向けPC
- パソコン工房: 保証規定 / 24時間365日サポート / 送料 / 会員送料無料 / 納期 / LEVEL-R7B6-R77-UKX(延長保証の料率) / 生成系AI向けパソコン
- ドスパラ: パソコン製品保証規定 / XPR7A-R57-GD(延長保証・セーフティサービス) / 配送について / 店舗一覧 / サポート・サービス / 画像生成AIのPCの選び方
最強の1社を探すより、保証の付き方と自分で触るかどうか、この2点を外さない1社を。
※本記事は各社公式サイトの公開情報(2026-09-30時点)に基づく比較です。価格・条件は予告なく変わるため、購入前に必ず各社の最新ページをご確認ください。記事内に購入・使用の体験談や推奨順位は含みません。